パイピングによるディテールアップ作業の続きです。
プラグコードをモノコックへ固定していきます。
プラグコードは、アイコムの0.1mm径の超極細ホビーワイヤーで固定します。
まずは、固定したい箇所にピンバイスで0.3mm径の穴を開けます。このとき、ドリルの刃が逃げないようにけがき針などの先端が鋭い工具でマーキングしておくと良いでしょう。
穴が空いたらホビーワイヤーを通しますが、ホビーワイヤーは少し長めに切り出しておくと作業がしやすくなります。
ホビーワイヤーの輪にプラグコードや収縮チューブを通して、裏からホビーワイヤーを引っ張ります。
ただし、ホビーワイヤーは髪の毛くらい細く、ピンセットでつまんで少し力を入れただけで切れてしまうので、切れないように力加減しながら引っ張って数回よじります。このよじりもあまり回数が多いとホビーワイヤーが切れますから加減します。
また、プラグコードは全部束ねるとボリュームが出すぎたりして、逆にスケール感を損なうことがあるので間引きます。そして、間引いたプラグコードの先端をうまく隠します。
最後にホビーワイヤーを通した穴の部分に裏側からゼリー状の瞬着を少量塗布して、ホビーワイヤーの余長分をカットして固定完了です。